車検のコバックに協力していただき、Zenkenが自動車整備工場の成功事例をご紹介する当サイト【成功無双】。
石川県の鳳珠郡能登町。若い人が都会に出ていき、車の台数が減り、働き手も減り…。
地方の町の多くが抱えるこの課題に、次期社長の二代目が挑みました。
人口2万に満たない小さな町。地元にも戻ってきた代表のご子息である堂前店長は、既存顧客が減少し、新規顧客も獲得できていないことに危機感を抱く。
「車検のコバック」では、1976年より、愛知県豊田市を中心に直営店を展開。
中西社長も加盟の決めてにした、アフターフォローと人材育成のノウハウを余すところなく加盟店に伝授することで、地域No.1の店舗を実現します。
堂前店長 そうですね。小売りのコンサルティング的な仕事をしていたのですが、3年前に帰ってきて、父の会社である三栄自動車工業に入りました。
そこで、顧客が減っていること、それにもかかわらず新規が増えていないことで、「このままでは厳しい」「何とかしないと」と考えていました。
この先人口が減ることはあっても、爆発的に増加することは考えられませんから、何か手を打たないといけないという思いでいっぱいでした。
堂前店長 たまたま車検のフランチャイズの存在を目にしたのがきっかけです。
資料を色々取り寄せたのですが、No.1のチェーンであるということと、教育体制がしっかりしている印象を持ったので、コバックを選択しました。
堂前店長 最初は全く聞く耳を持たずでした(笑)。
現状をしっかり見詰め直して欲しいということと、今のままだと何も変わらない、変えられないことを伝えました。
顧客の減少自体は、社長も当然感じていたので、自社だけで考えるには限界があるから、すでにあるノウハウをしっかりと活用して、会社を成長させていこうと、とにかく話しました。
安かろう悪かろうの車検ではなく、顧客にもメリットがあり、かつ客単価も下がらないんだということも伝えていきました。
社員はみな比較的若いこともあって、すごく柔軟でしたね。このままではダメだというのも感じていたんだと思います。
堂前店長 コバックに加盟して、今までの仕事のやり方というのが属人的だったなということに気づかされました。
人を仕組みで動かせていなかった部分が本当に多かったので、すでに実践されているオペレーションや仕組みを取り入れて、かつ教育をしっかりすることによって、結果的に業務が標準化されて、誰でもできるようになっていくのを感じていました。
もちろん忙しくはなりました。かと言って残業が大幅に増えたかと言われると、そうでもない。要はいつの間にか、生産性が飛躍的に上がっていたんですね。
工数の変化、自分たちの成長を肌で感じて、社長も社員も、それから自分も「やって良かった」「間違いなかった」と思いましたね。
堂前店長 そうですね、言ってもやはり会社って人ですから。
例えばフランチャイズ本部の知名度で車検台数が増えても、人の動きが伴わないと、次に繋がりません。
研修のプログラムとか、育成の考え方とか、とにかく参考になりますし、加盟して良かったと思うポイントとして、一番大きいんじゃないですかね。
堂前店長 そうなんです。よく情報交換をさせていただいています。
コバックに加盟している方って、広い視野で物事を考えていたり、柔軟に考えていたりするので、そういったネットワークに身を置けるのは自分自身の成長に繋がっていることを感じます。
うちも、このエリアではそれなりにやれていますが、広く周りを見ると、どんどん先を言っている工場さんが多いので、そういった方と情報を共有しながら、追いかけながら、いろんなものを取り入れていきたいです。
堂前店長 本部とも話しているのですが、今後は増えてくれた顧客を保険、鈑金、車販に繋げていくことを考えています。
コバックに加盟したことで、今まで10キロ半径ほどだった商圏が30キロくらいに広がったんです。
やはりその方々をより大切にしていけるようなサービスを増やしていきたいですね。
堂前店長 会社は人で成り立っているので、従業員のみんなを大切にしながら、育成に投資して、結果、他店舗展開などをしながら、会社を大きくしていきたいなと。
若い子がどんどん都会に働きに出てしまって、自分もその一人だったのですが、地元に働きたいと思える、成長できると思える会社があれば、また違うと思うんです。
三栄自動車を、そういう会社にしていきたいと思っています。
実は堂前社長にもお電話でお話を聞かせていただきました。
堂前店長のお話通り、最初は車検のフランチャイズに抵抗感はあったそうですが、堂前店長のプレゼンに「任せてみよう」と思ったそうです。
加盟したことで車検台数が増え、効率良く業務を遂行するノウハウを手にし、余裕ができたことで人の成長にも投資を考えられる今の状況は、堂前店長の危機感と信念が導いた結果といえます。
「危機感を逃さないアンテナは経営者なら誰でもあるだろう」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、意外と行動に移せる人はそう多くありません。
少しの危機感は、すでに行動を取るべきのサインなのだと、学べる事例です。
また、これはコバック加盟後のノウハウによるものですが、自動車工場にありがちな属人化を脱却できたことも、大きなカギだったと言えます。
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「車検のコバック」では、1976年より、愛知県豊田市を中心に直営店を展開。
中西社長も加盟の決めてにした、アフターフォローと人材育成のノウハウを余すところなく加盟店に伝授することで、地域No.1の店舗を実現します。
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ぜひ、自社の課題と似た課題を抱えている会社の事例を参考にしてください。
経営者の声を聞くにあたり、車検のコバックに協力を依頼し、成功経営者のみなさまをご紹介していただきました。